相続遺言相談センターの
相続手続きに関するQ&A
横浜の方より遺言書に関するご相談
2023年04月04日
父の遺言書にはない遺産はどうしたらいいでしょうか。(横浜)
先月父が亡くなり、遺品整理を行っていたところ、遺言書を見つけました。その場で開封していいのかわからず、扱いについて調べたところ勝手に開封すると罰金があるとのことで家庭裁判所で検認してもらいました。開封後、遺言書の内容通りに遺産分割をしようと遺産について確認したりしていたところ、遺言書に書かれていない財産があることに気づきました。それは横浜郊外にある空き地になっている土地です。たいして大きくはない土地のようですが遺産である事には変わりないので、この横浜の不動産の扱いに困っています。(横浜)
遺言書にない財産については、相続人全員で遺産分割協議を行います。
遺言書にない財産が見つかった場合、基本的には相続人全員でその財産の分割方法について話し合いをしますが、その前にまずお父様の遺言書の中に、遺言書に記載のない財産の扱い方法についてというような記載がないか確認してみてください。財産を多くお持ちの方は遺言書に財産について書ききれない、またはご自身で把握していない財産がある可能性があると、“記載のない財産の分割方法について”と別記する方もいらっしゃいます。このような内容の一文があるようでしたらその内容に従い相続をすれば大丈夫です。しかしながらこのような内容の記載がない場合は、見つかった財産についてのみ相続人全員の参加による遺産分割協議を行って遺産の分割方法について話し合います。その後、話し合いがまとまりましたら遺産分割協議書を作成し、まとまった内容を記載しておきます。作成した遺産分割協議書は不動産の登記変更の際にも必要となりますので保管しておいてください。
なお、遺産分割協議書の作成にあたっての形式や書式、用紙についての決まりは特になく、手書きでも構いませんしパソコンでも作成できます。内容に間違いがないか確認を行った後、相続人全員で署名、実印での押印をおこない印鑑登録証明書を準備します。
横浜エリアにお住まいの皆さま、法律上無効となる遺言書を作成しないよう、遺言書を作成する際は専門家に依頼することをお勧めします。
相続遺言相談センターでは、横浜のみならず、周辺地域にお住まいの皆様から相続手続きに関するたくさんのご相談をいただいております。
相続手続きは慣れない方にとっては複雑な内容となり、多くの時間を要する手続きになるかと思われます。相続遺言相談センターでは横浜の皆様のご相談に対し、最後まで丁寧に対応させていただきますので、安心してご相談ください。また、相続遺言相談センターでは横浜の地域事情に詳しい相続手続きの専門家が、初回のご相談を無料にてお伺いしております。
横浜の皆様、ならびに横浜で相続手続きができる行政書士および事務所をお探しの皆様にお目にかかれる日をスタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。